空き家の防犯カメラ設置で安心を!おすすめの機種と設置ポイント解説

空き家管理

空き家を放置しておくと、不審者の侵入や不法投棄、火災リスクなど、さまざまなトラブルが発生する恐れがあります。

こうしたトラブルを未然に防ぐ手段として、防犯カメラの設置が注目されています。

カメラがあることで「見られている」という意識を与え、犯罪の抑止効果を高められるからです。

この記事では、空き家におすすめの防犯カメラや、設置場所の選び方、注意点などを詳しく解説します。

防犯カメラの導入で、遠くにいても安心できる環境を手に入れましょう。

  1. 空き家に防犯カメラを設置することで期待できる効果
    1. 防犯対策で空き家の価値が守られる
    2. 遠くからでもスマホで様子を確認できる
    3. 不審者の侵入を録画して証拠にできる
  2. 空き家に適した防犯カメラの選び方
    1. 電源がない場所でも使えるバッテリー式を選ぶ
    2. インターネットがなくても使えるSDカード録画式を選ぶ
    3. 夜でも映る赤外線付きカメラを選ぶ
    4. 外でも使える防水タイプを選ぶ
  3. 空き家向けおすすめの防犯カメラ機種5選
    1. Arlo Go 2(SIMカード対応・配線不要)
    2. パナソニック「屋外カメラ KX-HC300S-H」(電源式で高画質)
    3. TP-Link「Tapo C420S2」(バッテリー駆動・太陽光充電可)
    4. 防犯ステーション「WTW-EGR2245VP」(レコーダーセット)
    5. Amazon「Ring Stick Up Cam Battery」(アプリ連動・簡単設置)
  4. 空き家に防犯カメラを設置する最適な場所とは?
    1. 玄関や門まわりに設置する
    2. 窓が多い面や死角になる裏手に設置する
    3. 駐車場や庭にもカメラを向ける
    4. 郵便受けやインターホン周辺もチェックできる場所に設置する
  5. 空き家に防犯カメラを設置する際の注意点
    1. 電源やWi-Fiの環境を事前に確認する
    2. 設置場所が風雨に強いか確認する
    3. 電波や録画容量の制限に注意する
    4. 定期的にカメラが作動しているかチェックする
  6. 空き家に防犯カメラを設置する際の法律・近隣への配慮
    1. 道路や他人の家が映らないように角度を調整する
    2. 個人情報保護法に配慮して設置する
    3. 近隣にカメラ設置の説明をしてトラブルを防ぐ
  7. 空き家の防犯カメラ設置は自分で?それとも業者に依頼?
    1. 配線不要タイプなら自分で簡単に設置できる
    2. 配線や設定が複雑な場合は専門業者に頼むと安心
    3. 設置後のメンテナンスも考えて業者選びをする
  8. まとめ|空き家に防犯カメラを設置して安心な暮らしを

空き家に防犯カメラを設置することで期待できる効果

空き家に防犯カメラを設置することには、多くの利点があります。

主に「防犯」「遠隔監視」「証拠確保」という3つの観点からメリットを紹介します。

防犯対策で空き家の価値が守られる

空き家が無人であることを周囲に知られてしまうと、不審者に狙われやすくなります。

防犯カメラを設置することで、侵入をためらわせる抑止効果が生まれ、家屋の荒らしや窃盗のリスクを下げられます。

実際、警察庁の発表によると、防犯カメラの設置により空き巣被害の減少が報告されています。警察庁:防犯カメラの活用に関する報告書

遠くからでもスマホで様子を確認できる

最近の防犯カメラは、スマートフォンと連動できる機種が増えています。

これにより、出先や別の住居にいても、リアルタイムで空き家の様子を確認することが可能です。

不審な動きがあれば通知が届く機能を持つ機種もあり、異変にいち早く対応できます。

空き家管理を遠隔で行えるのは、忙しい方にとって大きなメリットです。

不審者の侵入を録画して証拠にできる

万が一不審者の侵入があった場合でも、防犯カメラの映像が証拠として役立ちます。

犯人の特定や警察への通報時にスムーズな対応が可能になります。

録画データはSDカードやクラウドに保存され、東京都の防犯カメラガイドラインでも、「記録の保存期間を定め、目的外使用をしない」ことが推奨されています。

空き家に適した防犯カメラの選び方

空き家の状況に応じて、最適なカメラを選ぶことが重要です。

以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

電源がない場所でも使えるバッテリー式を選ぶ

空き家は長期間無人であることが多く、電源の確保が難しいケースも少なくありません。

そんなときには、内蔵バッテリーで稼働するタイプのカメラが便利です。

太陽光で充電できるソーラータイプのカメラも増えており、定期的な充電の手間を省けます。

バッテリーの持続時間は製品によって異なるため、購入時には稼働可能時間のチェックが必要です。

インターネットがなくても使えるSDカード録画式を選ぶ

Wi-Fi環境が整っていない空き家でも、SDカードに録画できるタイプの防犯カメラなら問題ありません。

録画データは後から取り出して確認できるため、リアルタイムでの監視が不要な方にもおすすめです。

録画容量には限りがあるため、上書き機能の有無や録画画質も選ぶ際のポイントになります。

夜でも映る赤外線付きカメラを選ぶ

空き家の多くは夜間に狙われやすいため、夜間撮影対応の赤外線機能は必須といえます。

シャープのカメラ解説ページによると、赤外線LED搭載のカメラは、暗闇でもはっきりと映像を記録することが可能です。

屋外で夜間監視する場合は、最低でも赤外線照射距離10メートル以上の機種を選ぶと安心です。

外でも使える防水タイプを選ぶ

屋外設置が前提となる空き家では、防水性のあるカメラを選ぶ必要があります。

防水・防塵の基準には「IPコード」が使われており、一般的には「IP65」以上の製品がおすすめです。

JIS規格(日本産業規格)による防水防塵等級も参考になります。

雨風にさらされる場所に設置する場合、防水性能を軽視すると機器の故障につながるため注意しましょう。

空き家向けおすすめの防犯カメラ機種5選

ここでは、空き家での使用に適した防犯カメラを5機種紹介します。

それぞれの特長を踏まえて選ぶとよいでしょう。

Arlo Go 2(SIMカード対応・配線不要)

モバイル通信に対応しており、Wi-Fiが不要で使用できるのが最大の特徴です。

電源もバッテリー式なので、完全に無人の空き家でも問題なく運用できます。

専用アプリでスマホと連携でき、遠隔からリアルタイムの映像確認が可能です。

Arlo公式サイトで詳細を確認できます。

パナソニック「屋外カメラ KX-HC300S-H」(電源式で高画質)

フルHD画質で高精細な映像を記録できるため、細かい動きも見逃しません。

赤外線暗視機能、防水設計(IP55相当)、人感センサーなど、多機能なモデルです。

長期間の監視にも安心な耐久性が評価されています。

パナソニック公式サイトでも仕様が確認できます。

TP-Link「Tapo C420S2」(バッテリー駆動・太陽光充電可)

完全ワイヤレスで、電源やLAN工事が不要。

ソーラーパネルによりバッテリーの充電が可能です。

夜間撮影・動体検知・スマホ通知機能など、空き家管理に便利な機能がそろっています。

TP-Link公式サイトも参考にしてください。

防犯ステーション「WTW-EGR2245VP」(レコーダーセット)

防犯ステーションが提供する本格派のレコーダーセットです。

高解像度カメラと録画装置がセットになっており、長時間の録画・保存が可能です。

自宅のモニターと接続して使えるタイプで、設置後の管理もしやすい構成になっています。

Amazon「Ring Stick Up Cam Battery」(アプリ連動・簡単設置)

設置が簡単で、配線不要。スマホアプリ「Ring」と連携し、リアルタイム通知も対応しています。

初心者でも扱いやすく、コストパフォーマンスにも優れたモデルです。

Amazon商品ページもご覧ください。

空き家に防犯カメラを設置する最適な場所とは?

防犯カメラは設置する場所によって効果が大きく変わります。

空き家特有のリスクを考慮し、効果的な設置位置を選びましょう。

玄関や門まわりに設置する

玄関や門は不審者が最初に通る場所であり、監視の第一優先エリアです。

カメラを設置することで、侵入をためらわせる心理的な抑止力にもなります。

来訪者や配達員の様子も記録できるため、防犯だけでなく日常の管理にも役立ちます。

カメラの向きや高さは、人の顔がしっかり映るように調整しましょう。

窓が多い面や死角になる裏手に設置する

裏口や窓の多い場所は、人目が少ない分、不審者が侵入しやすいエリアです。

こうした死角になる箇所こそ、重点的に監視カメラを設置すべき場所です。

警視庁の防犯対策ページでも、死角や裏手は空き巣に狙われやすいと指摘されています。

物陰からの接近に備え、赤外線機能付きのカメラを配置することが望ましいです。

駐車場や庭にもカメラを向ける

駐車場に車がある場合、車上荒らし対策としてもカメラ設置が有効です。

また、庭に放置された工具などを狙うケースもあるため、屋外全体の監視が望まれます。

設置の際は、カメラが雨風に強い防水仕様であることを確認しましょう。

夜間も対応できる赤外線機能や動体検知機能があると、より安心です。

郵便受けやインターホン周辺もチェックできる場所に設置する

郵便物の盗難やいたずら対策として、ポスト周辺も監視範囲に含めるとよいでしょう。

また、インターホン周辺もカメラで記録しておくと、不審者対応時の証拠になります。

最近では、インターホン一体型のカメラもあり、設置が簡単なモデルも増えています。

空き家に防犯カメラを設置する際の注意点

カメラを設置する前に、空き家の環境や運用条件をしっかり確認することが大切です。

以下のポイントに注意しましょう。

電源やWi-Fiの環境を事前に確認する

防犯カメラの多くは電源やインターネット環境が必要です。

設置予定の空き家に電気やWi-Fiがあるかを確認しておきましょう。

環境が整っていない場合は、バッテリー式やSIM対応カメラなどを選ぶ必要があります。

設置場所が風雨に強いか確認する

屋外にカメラを設置する場合は、防水・防塵性能の確認が欠かせません。

長期間の使用を想定するなら、「IP65」以上の防水等級があるカメラを選ぶと安心です。

JIS規格:IPコードの解説も参考になります。

電波や録画容量の制限に注意する

カメラによっては、電波が届きにくい場所では正常に動作しないことがあります。

また、録画容量が不足すると、重要な映像が上書きされてしまう恐れもあります。

定期的なデータ確認や、クラウド録画機能の活用も視野に入れましょう。

定期的にカメラが作動しているかチェックする

せっかく設置しても、バッテリー切れや故障で映像が録画されていなければ意味がありません。

月に一度など、定期的にカメラの動作確認とメンテナンスを行いましょう。

遠隔管理アプリを活用すれば、現地に行かずともチェック可能です。

空き家に防犯カメラを設置する際の法律・近隣への配慮

防犯カメラは有効な対策ですが、使い方によっては法律違反や近隣トラブルになる恐れがあります。

以下の点に十分注意してください。

道路や他人の家が映らないように角度を調整する

公共の道路や隣家を無断で撮影してしまうと、プライバシーの侵害になる可能性があります。

カメラの設置角度は、自宅の敷地内のみに向けるよう調整することが基本です。

個人情報保護法に配慮して設置する

防犯カメラの映像も個人情報にあたる場合があります。

映像の保存・管理には十分な注意が必要です。

個人情報保護委員会のガイドラインも参考にしながら、正しい取り扱いを心がけましょう。

近隣にカメラ設置の説明をしてトラブルを防ぐ

誤解や不安を与えないためにも、カメラを設置する際は近隣住民に一言伝えておくのがベターです。

「防犯目的である」「敷地内しか映していない」と説明することで、トラブルを未然に防げます。

空き家の防犯カメラ設置は自分で?それとも業者に依頼?

カメラの種類や設置場所によっては、自分で取り付けるか、業者に依頼するかを判断する必要があります。

配線不要タイプなら自分で簡単に設置できる

バッテリー式やワイヤレスタイプのカメラなら、壁にネジ止めするだけなど、初心者でも簡単に設置できます。

説明書やYouTubeの動画を参考にすれば、誰でもチャレンジできます。

例:防犯カメラDIY設置の解説動画

配線や設定が複雑な場合は専門業者に頼むと安心

屋外電源の配線や、複数台の接続設定が必要な場合は、専門業者に任せるのが安全です。

設置後の動作確認まで行ってくれるため、安心して運用を始められます。

設置後のメンテナンスも考えて業者選びをする

防犯カメラは設置後も定期的なメンテナンスが必要です。

業者によっては、保守サービスや定期点検のプランが含まれていることもあります。

アフターサービスの充実した業者を選ぶと、長期的にも安心です。

まとめ|空き家に防犯カメラを設置して安心な暮らしを

空き家に防犯カメラを設置することで、防犯対策・遠隔監視・証拠保全といったさまざまな効果が期待できます。

電源や通信環境に応じて適切な機種を選び、設置場所や法律にも配慮することで、より安全な空き家管理が実現できます。

防犯カメラの導入は、一度きりの設置で終わるものではなく、継続的な管理が大切です。

遠隔でも安心して空き家を見守れる環境を整えましょう。

タイトルとURLをコピーしました